トリガーポイントとは? 慢性痛の7割以上が原因??

トリガーポイントとは?

 

トリガーポイントとは、筋膜上にできるコリや硬結部位のことで、「痛みの引き金」となる部分を指します。同じ姿勢を長時間保つことや過度な反復動作、血行不良、運動による疲労など、さまざまな要因によって形成されます。

首こり、肩こり、ぎっくり腰、慢性腰痛などの痛みの原因のうち、7割以上がトリガーポイントによるものと言われています。そこで今回は、トリガーポイントと筋膜の関係、そしてTRIGGER鍼灸院での治療法についてご説明いたします。

 

筋膜とは?

 

筋膜とは、筋肉をはじめ、さまざまな組織を包む薄い膜のことを指します。全身にウェットスーツのように張り巡らされており、筋肉だけでなく、骨や内臓、血管、神経などを包み込む薄い結合組織です。そのため、筋膜は体内の組織を支える「第二の骨格」とも呼ばれることがあります。

イメージしやすい例として鶏肉があります。鶏肉の皮を剥いだ際に見える薄く半透明な膜が筋膜に相当します。

筋膜の状態を例えると、適切にメンテナンスされ栄養が行き届いている場合はプリプリの『シャウエッセン』のような状態です。一方、使いすぎや癒着によって硬くなっている状態は『ビーフジャーキー』のような状態です。トリガーポイントは、筋膜が『ジャーキー化』しているときに形成されやすいのです。

筋膜はコラーゲン組織で構成されており、繊維性が強く、しなやかな構造が特徴です。また、その8割以上が水分でできています。そのため、水分不足やストレスの蓄積、筋肉の柔軟性低下などが原因で筋膜が癒着し、硬結が形成されることがあります。

 

 

トリガーポイントが出来るわけ

 

長時間に及ぶ同一姿勢

 

身体は20分間同じ姿勢でいると、筋膜が硬くなると言われています。硬くなった筋肉や筋膜は血管を圧迫し、血液の循環を阻害します。

近年ではデスクワーカーが急増しており、長時間椅子に座ることで、臀部やももの裏が体重によって圧迫され続け、血流が悪くなりトリガーポイントが形成されます。また、仕事に集中するあまり、画面を覗き込むような姿勢を取り続けると猫背が形成され、頭が前に突き出た状態になり、首や肩に負担がかかります。これが首や肩のコリ、さらには腰痛の原因となる場合もあります。

20~30分ごとに立ち上がり、体を軽くひねったり伸びをすることで、トリガーポイントの形成を予防できます。ぜひ実践してみてください!

 

過度な反復動作

 

過度な反復動作により、同じ筋肉に負担が蓄積されます。

その結果、筋肉や筋膜が収縮した状態で硬くなり、周辺の毛細血管を圧迫し続けることで血流が悪くなります。この状態が続くと、回復に必要な酸素や栄養素が供給されず、筋肉や筋膜が柔軟性を失い硬くなることでトリガーポイントが形成されます。

私たちの体も車や機械と同じように、使った後はしっかりとメンテナンスをすることが必要です。使いすぎた部位を指でほぐしたり、ストレッチを行ったりすることで、トリガーポイントの形成を予防することができます。

また、トリガーポイントが形成される原因には他にもさまざまな要因があります。代表的なものとして、ストレスや水分不足が挙げられます。

人間はストレスを受けると、自律神経のうち交感神経が優位になるとされています。その結果、体が緊張状態を保つことで血行不良に陥ります。筋膜はコラーゲン組織と水分で構成されているため、水分が不足すると柔軟性が低下し、癒着が促進されます。さらに、水分不足は代謝を悪化させ、血液の粘度を高めて「ドロドロ血液」の状態を引き起こします。このような状況では細胞への水分供給が不足し、細胞が脱水状態に陥ることで正常な働きができなくなります。その結果、トリガーポイントがより形成されやすくなるのです。

 

トリガーポイントによる症状

 

痛み、しびれ、可動域の制限。これらの原因の7割以上が、トリガーポイントによるものだと言われています。

デスクワーカーによる腰痛や首こり、肩こり、運動による股関節や膝の痛みなど、多くの症状がトリガーポイントと関係しています。

「腰が痛い!」と感じて腰だけを治療しても、その場では気持ちよく、スッキリした感覚が得られるかもしれませんが、すぐに症状が戻ってしまうことはありませんか?それは、実際の原因が腰そのものではない場合が多いからです。腰が硬くなったり動かなくなったりする結果はありますが、原因をたどると離れた場所にあるトリガーポイントが関係していることが少なくありません。特に腰痛を持つデスクワーカーの場合、背中や股関節、足回りにトリガーポイントが形成されていることが多いのです。

長時間、画面を覗き込むような姿勢を続けると、背中が硬くなり、座りっぱなしでいることで股関節は曲がったまま、お尻やももの裏は体重で圧迫され続けます。これらの部位に硬さが生じ、本来動かしたい筋肉や関節が十分に動かせなくなり、その負担が腰に集中してしまうのです。その結果、腰痛として症状が現れることになります。したがって、腰だけを治療しても一時的には緩和しますが、根本的な原因が残っていると同じ症状を繰り返してしまいます。

こうした問題を改善するためには、まず体全体の状態をしっかりと検査し、痛みの原因となる部位を特定することが必要です。その上で、鍼や整体などを用いて症状の緩和を目指すことが大切です。

 

TRIGGER鍼灸院によるトリガーポイントへのアプローチ

 

TRIGGER鍼灸院に来院される方の中で1番多い治療は鍼治療です。その次に整体です。

なぜ、鍼治療が多いのか?理由は直接トリガーポイントにアプローチが可能だからです。

整体だと、皮膚の上から圧迫して動かすことによりトリガーポイントを破壊、もしくは周辺部位に血流促進することにより
癒着を剥がし、酸素や栄養素の供給を増やします。鍼治療は直接硬結にアプローチも出来ますし、自然治癒力を強く引き出すことが可能です。

 

TRIGGER鍼灸院の鍼治療は自然治癒力を引き出しつつ、直接鍼でトリガーポイントを壊していきます。特徴として基本的に鍼を刺しっぱなしにしません。トリガーポイントを見つけたら鍼を刺しポイントを壊すことを繰り返していきます。

そのため、ポイントに当たると・筋肉がジャンプするかの様に動くズーンと響くというのが特徴となります。

 

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施術実績

当院はこのような症状に対応しております

✔︎頭痛 ✔︎腰痛 ✔︎肩こり ✔︎首ヘルニア ✔︎ストレートネック ✔︎全身の疲労感 ✔︎四十肩、五十肩 ✔︎背中の痛み

✔︎骨盤の歪み ✔︎産後の不調 ✔︎姿勢の歪み ✔︎ぎっくり腰 ✔︎腰椎ヘルニア ✔︎坐骨神経痛 ✔︎脊柱管狭窄症

✔︎すべり症 ✔︎股関節の痛み ✔︎膝痛 ✔︎側弯症 ✔︎変形性股関節症 ✔︎変形性膝関節症 ✔︎手足のしびれ

✔︎腱鞘炎 ✔︎自律神経失調症 ✔︎スポーツのケガ ✔︎オスグッド ✔︎梨状筋症候群、他

 

その他の症状でも改善実績は多数ございます。どのようなお悩みでも一度ご相談ください。

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